2006年06月11日

あなたには帰る家がある / 山本文緒

朝起きて「聞いてないよー」の雨。土日は雨降りじゃない予報だったので、体調があまり良くなかった昨日は一切の家事を今日へシフトしていたというのに。。。天気変わり過ぎー。
不貞腐れたので起きて即残り数ページであった小説を読み始め、先ほど読み終わった。

あなたには帰る家がある あなたには帰る家がある

夫は花になど興味がないが、秀明は「紫陽花の花が咲き始めましたね」と言ってくれた。平凡な家庭の主婦・綾子が恋をしたのは、そんな理由からだったかもしれない。そして秀明が恋に落ちたのも、仕事を持つ妻にはない、夕餉の支度をする幸福そうな綾子の姿を見たからなのかもしれない。妻の恋、夫の恋をきっかけに浮き彫りにされるそれぞれの家庭の事情―。「結婚」の意味を問う、恋愛長編小説。


↑は綾子・秀明のことが書かれているけれど、ストーリーの大半は秀明の妻である真弓の視点が中心。2組の夫婦を軸にそれを取り巻く人々の背負っている話も展開していくという登場人物が多い作品だった。
その為か、珍しく起承転結が激しくなくてかなりフラットに(悪く云えばあまり感情移入なく)読めてしまった。とは云っても、話が散漫にならずにネットリと、そして先の予測をつかせない展開は山本文緒さんの技だと思う。
彼女の作品に登場する人物には完璧なヒーロー・ヒロインなど居ない。初め好印象だった人がどんどんダメになっていったり、イヤだと思った人がどんどん愛おしくなっていったり、各々の心の闇・打算・本人の「言い訳」を併せてクールに暴いているから余計にリアルで、つい共感せずにはいられない。そして自分の持つ荒んだ部分も人には受け容れてもらえるのかも、と救われたような解釈を持ってしまう。多分、これが山本文緒作品から離れられない(離れる気もない)理由なんだろうなぁ。。。

先の「プラナリア」、今回の「あなたには帰る家がある」と一緒に買った「みんないってしまう」「かなえられない恋のために 」、後の2冊は過去に図書館で借りて読んだことのある作品だけど手元に置いておきたくなり買ってしまった。収納する場所が無いんだから本は必要最低限のものしか買わないと決めたのにもう止められません。・・・さて、どちらから読もうかな。
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2006年05月28日

プラナリア / 山本文緒

プラナリア プラナリア

表題である直木賞受賞作「プラナリア」を含む短編集。

どうして私はこんなにひねくれているんだろう---。乳ガンの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが出口は見えない。
出口を求めてさまよう「無職」の女たちを描いた短編集。


どの短編も周囲からすれば「厄介な女性」が主人公なのだが、彼女たちの目線で綴られているのでついつい主人公に共感どころか愛着すら感じてしまう。多分それが女性特有のいやらしい部分をえぐる山本文緒さんマジック。私にもそういう「厄介な」部分があるからこそ、共感してしまうのであって、読んで周囲の反応を知ったからといって改められないのも又「厄介な」事実。
責めるでもなく、問題提起するでもなく、どう感じてどう活かすかは自分次第、としてくれているところも彼女の作品が大好きな理由なのだと思う。

『落花流水』『きっと君は泣く』に並んで好きな作品になりました。
山本文緒さんのオフィシャルページ
『プラナリア』の序盤をちょっと読んでみる
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2006年04月28日

白夜行 / 東野圭吾

白夜行 白夜行

GW中に読むもの、として購入。
前クルーでドラマでやってたけど全然見れなかった&前に読んだ「宿命」が良かったので他の東野作品も読んでみたかった。

しかしこの本、850ページ以上もあるの、分厚いの。何で上・下巻に分かれてないのだろう?
とてもじゃないけど通勤鞄の中には重くて入れたくない。
ということで家で読む用に。
後日の感想
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2006年04月19日

私も「ヴィジュアル系」だった頃。

私が「ヴィジュアル系」だった頃。 の第2弾、私も「ヴィジュアル系」だった頃。が4/28に発売されるそう。

まさか第2弾が出るとはねぇ、相当第1弾が売れたんだろうなぁ。。。
第1弾・第2弾とも、私の望んでいる層からズレてはいるんだけど、やっぱり市川さんのキレのある文章は読みたい。

第2章
 小室哲哉と振り返った、
 君は「あの」V2を憶えているか!
っていうのが笑わせるし、「幻の<V3>と<4人globe>」っていう触れ込みに惹かれる。

第3章
 藤井麻輝と考えた、
 SOFT BALLETはなぜ<V系>村で人気者だったのか?
「BUCK-TICK・ソフバ村>という、不思議な真空地帯 」っていうのもねw

買い、ですか。

私も「ヴィジュアル系」だった頃。 私も「ヴィジュアル系」だった頃。
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2006年02月08日

山本文緒も買い漁る。

群青の夜の羽毛布 きっと君は泣く パイナップルの彼方

左)群青の夜の羽毛布
中)きっと君は泣く
右)パイナップルの彼方

最近は妄想にふけってばかりで?!ろくに本を読んでいなかったので、久々に本屋に行ったらその衝動で次から次へと山本文緒本を手に取ってしまった。
「本は読みたいモノであって所有するモノではない、置くスペースが無いんだから図書館で借りれば良いんだよ」と引っ越した当初は自分に言い聞かせて極力買うのを止めていたのに・・・

山本文緒さんの本は買って何度も何度も何度も読みたくなります。
さてさて、どの本から読もうかw

東野圭吾さんの作品も読み漁りたいのですが・・・ちょっと自分にブレーキ。
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2005年10月13日

海辺の扉(上)(下)/宮本 輝

海辺の扉 上 海辺の扉 下 海辺の扉(上)(下)/宮本 輝

読み始めました。
偶然にも母親も今読んでいるらしい。
私の宮本 輝 好きは母譲りなので、当然といえば当然?でも先月バタムへ行った時に2人とも持ち歩いていたのを見てちょっと笑ったw

どんな話かドキドキ。。。
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2005年10月07日

紙婚式/山本文緒

紙婚式 紙婚式

旅行用に買っておいた山本文緒さんの短編集。

一緒に暮らして10年、小綺麗なマンションに住み、互いの生活に干渉せず、家計も完全に別々という夫と妻。傍目には羨ましがられるような二人の関係は、夫の何気ない一言で裂けた。
一緒にいるのに満たされない、変化のない日常となってしまった結婚のやるせなさ、微かな絆に求めてしまう、そら恐ろしさ。
表題作「紙婚式」ほか、結婚のなかで手さぐりあう男女の繊細な心の彩を描いた、新直木賞作家の珠玉短編集。


やっぱりこれも同世代の主人公たちのストーリー集。いろいろな形の結婚生活を読み進めながら、時に羨んだり、有り得ないと疑問を持ったりして・・・自分はどういう生活に憧れているのかちょっと考えてみたりも。
posted by あや〜ん at 23:21| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月23日

ブルーもしくはブルー/山本文緒

4041970024ブルーもしくはブルー
山本 文緒

パイナップルの彼方 ブラック・ティー 落花流水 きっと君は泣く 眠れるラプンツェル

by G-Tools


またしても「やられたー」(褒)の感じな山本文緒さんの作品。多くのサプライズに満足感でした。強いて言うならばエピローグのエピローグが知りたい。でもここで終わってるのは「で、アナタ(自分)はどーなのよ?」みたいな感じでもあり・・・。

2年前にNHKでドラマ化されてたらしいです。えー、見てみたい、と思ったけど、
 蒼子 :稲森いずみ
 佐々木:石黒 賢
 河見 :細川茂樹
の配役は私的にはちょと戴けない。。。
私の中で勝手に佐々木は細くてカッコ良くてクール、ってことで「佐々木蔵之介」だったんでね。石黒賢は…私的にはナシなんです。


あらすじ

広告代理店勤務のスマートな男と結婚し、東京で暮らす蒼子。6回目の結婚記念日は年下の恋人と旅行中…そんな蒼子が自分のそっくり「蒼子B」と出くわした。彼女は過去の記憶をすっかり共有し、昔の恋人河見と結婚して、まじめな主婦生活を送っていた。全く性格の違う蒼子Aと蒼子B。ある日、二人は入れ替わることを決意し---誰もが夢見る「もうひとつの人生」の苦悩と歓びを描いた切なくいとおしい恋愛ファンタジー。万華鏡のように美しい小説。
posted by あや〜ん at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リアル鬼ごっこ/山田悠介

4344405137リアル鬼ごっこ
山田 悠介

あそこの席 パズル 親指さがし @ベイビーメール Aコース

by G-Tools


フリーペーパーで紹介されていて「若いのにスゴイ」と紹介されていた&どの作品も自分の好きそうな感じだったので読んでみた。

正直、読んでいて結末は予想できてしまった。
う〜ん、若い作者、ってことは確かに売りだろうけど、その事実は知らない方が良かったかな・・・。読んでいて背景が狭い、っていうか脆弱に思えてしまい、「まだ若いし…」みたいな感情が何度も頭を過ぎった。あと、気合い入ってるシーンと入っていないシーンのテンポの格差が大きく感じられて、「今そこで起こってることで精一杯」感が最初から最後まで否めなかった。・・・面白そうだっただけにかなり残念。

でも、テーマっていうか、あらすじは他のどの作品も面白そうなんだよねぇ。。。多分買ったりはしないだろうから、図書館とかであったら借りる、かな?

あらすじ

全国500万の「佐藤」姓を皆殺しにせよ!西暦3000年、国王はある日突然、7日間にわたる大量虐殺を決行した。生き残りを誓う大学生・佐藤翼の眼前で殺されていく父や友。陸上選手の翼は、幼い頃に生き別れた妹を捜し出すため死の競争路(トラック)を疾走する。-----奇抜な発想とスピーディな展開が若い世代を熱狂させた大ベストセラーの改訂版。
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2005年09月16日

女系家族/山崎豊子

女系家族〈上〉 女系家族〈下〉 女系家族〈上・下〉

親の所に行くと、父親の運転以外は足がないので、出掛ける以外は何をしているのかと言えば、タロと遊ぶor本を読むことくらいしかなく・・・今回もガッツリ本を読もうと4冊持参して行ったら母親が読みかけの本を紹介してくれた。それがこの本。見たこと無いけどちょうど今TBSでドラマ化されてることは私も知ってた。山崎豊子は以前に「沈まぬ太陽〈1〜5〉」を読んで面白かったので興味のある作家。ただ、1冊1冊が大作で読むのにはかなりの時間がかかってしまう。この本も例に漏れず各巻500ページくらいあるかなりの厚さ。面白かった&母が読みかけなので持って帰れない為、暇を見ては貪り読んでた。で、帰りのフェリーの中でとうとう完読◎

ちょっと結末が畳みかけすぎていて呆気なかったけど、なかなか面白い本でした。
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2005年08月19日

ファースト・プライオリティー / 山本文緒

ファースト・プライオリティー

本屋さんに行ったら山本文緒さんの文庫が出てました。

自分と同じ年代の女性たちが主人公の短編集。スロースターターの自分としては短編集はストーリーに乗ってきた、と思ったら終わってしまうのであまり好きではないのですが、山本さんの文章はやっぱり面白くて好き。

31歳、31通りの人生。変わりばえのない日々の暮らし中で、自分にとって一番大事なものを意識する一瞬。日常のワンシーンを切りとった、珠玉の掌編小説集。
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2005年04月16日

絵本「ミッケ!」シリーズ

ミッケ! ゴーストハウス―I SPY 6

大学時代の仲間『ジャージーズ』が久々に集合した。
ここ最近のコースは、昼に狛江に住む子持ちのメンバー宅におじゃまして、愛娘ナナちゃんと遊び、その代わり夜はお母さんを連れ出してご飯を食べる、というもの。
甥っ子の奏人より半年幼いナナだが、さすが女の子、言葉を覚えるのが早い・早い。ちゃんと会話が成立することにただただビックリぴかぴか(新しい)お母さんも可愛いし、旦那さんもカッコ良いのでホント、この子は可愛い〜わーい(嬉しい顔)

で、教えて貰ったのがこの本。
かくれんぼ絵本、ということで各ページに隠されているモノを探し出す、という形式なのだが大人が見てもかなり楽しい!むかーし昔にはやったウォーリーをさがせ!のモノ版、とでも言うのかしら?でも、コインとか、ネコとか、鍵とか、文章に沿って探していく視点ではウォーリーよりも全然言葉とか覚えていきそう。ウォーリーは取り敢えずヤツがフューチャーされすぎでしょ。ということで、とにかくこの本は気に入りました。早速、奏人に買ってあげよう!と思っています。お子さんが居る人へのプレゼントにはかなり推薦モノ。シリーズになっている中でも、まみママの推薦が7のゴーストハウス。

因みに原作は外国の人で、日本語訳は糸井重里さんで、そういうところもツボ◎
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2005年04月03日

新解さんの謎/赤瀬川 原平

新解さんの謎 新解さんの謎

「タモリのジャポニカロゴス」なる番組を、夕飯を作りながら見ていたら、「笑える辞書」として三省堂の“新明解国語辞典”が紹介されていた。これを見ていてパクってないか?と思ったのが随分と前に読んだこの本。
ちょうど先月買った雑誌「広告批評」に赤瀬川さんの名前があって、前に読んだことを思い出していたのでタイムリーだった。

あまりにも視点が同じだったので、本とか氏の紹介を後でするのであろうと思って懐かしみながら見ていたら、全くそれには触れず。。。そういうモンなのかなぁ?と。

この本は番組同様(番組が同様)、辞書である「新明解国語辞典」に生息する(?)“新解さん”の貧しくも魚が好きで世に厳しいキャラクターを掘り下げていく内容。

「恋愛(れんあい)」
 特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、
 出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、
 それが常にはかなえられないで、
 ひどく心を苦しめる(まれにかなえられて歓喜する)状態。

そんなコトを唱えられたら興味を持たずにはいられないでしょう、と興味を引かれ読んだ本でした。



ぴーす先生 心の句
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2005年02月19日

となり町戦争/三崎 亜記

となり町戦争 となり町戦争

今朝のブランチで紹介されていた作品。小説すばる 新人賞 受賞作品。
そのストーリー、構成にとても興味を持ちました。
解説を聞いていて、バトルロワイヤルのことを思い出したけど、その通り「静かなバトルロワイヤル」と言っていた。
ブランチで紹介されるくらいだから、きっと今や何処の本屋さんにでもある本なのだと思う。読んでみたいな。

ある日、「となり町との戦争のお知らせ」が町の広報誌に掲載される。
主人公はとなり町との戦争に「戦時特別偵察業務従事者」として参加することになる。
物語の世界では「戦争」が地方自治体の公共事業として行われている。
議会の承認を受けて予算が決められて、その中で戦争が行われる。
「戦争で町の活性化を」と謳われる文句。
役所主導で、住民の保証や権利に気を使いながら進む戦争。
ただし、戦争の描写は出てこない。
どこでどのように戦争が行われているのかわからない。
ただ、町の広報誌に戦死者の数などがひっそり掲載され、役所の仕事が淡々と進む。
posted by あや〜ん at 23:50| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月28日

『自由戀愛』岩井志麻子 を読む。

自由戀愛

先記事のとおり火曜日にドラマを見て、翌日原作を買って、今日読み終わりました。

あらすじ...
かわいいだけの女はもう卒業。愛されて育った明子と地味で控えめな清子。女学校に机を並べながらも正反対に見えた二人の人生は、同じ男を愛したことから交わり、少しずつ狂い始める---大正ロマンの彩り鮮やかに描き出されるこいと自立の物語。

ビックリ☆ドラマの方が好きかも、です。原作を読むと最後まで妻VS妾の世界なのですが、ドラマの方はどちらかというと、激動の時代の中で職業婦人として自立していく女性に対してスポットを当てており、見終わって完全燃焼、みたいな感。

2時間に凝縮ということもあって、ドラマの方がキャラがたってたのも良かった。原作こそ亭主は憎まれ役、救い難い坊ちゃんで、それでも惹かれていく2人の女性には感情移入できなかったかも。やっぱトヨエツ〜ハートたち(複数ハート)(は?)

岩井志麻子作品は初でした。TVで見るキャラは好きでしたが、ホラー作家という印象で作品を読む契機がありませんでした。今回読んでみて、彼女が普段口にしている言葉並みのドロドロ愛憎劇を想像していたのですが、いたって淡々とした文章。でもこれが逆に女の芯を強調しているのかな…。
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2004年12月11日

僕の彼女を紹介します

僕の彼女を紹介します

読みました。
これも一気に読んじゃった感じ。
最初はラブコメ的なストーリーに昔のコバルト文庫を読んでいるような気分になった。そういうのはあんまり望んでいなかったのでちょっと残念。
しかしだがしかし、後半はありえない、なんて思いながらも展開に引き込まれて3日で読み上げた。そこそこ面白かったです。

だいたい往復の電車の中で読むんだけど、後半の方は危うく何度か電車の中で泣きそうになって、一回一回本から視線を外して深呼吸したりしてた。で、ラストはじっくり家で読んで泣きました。

映画、DVDが出たら見ようかな。それか水曜日に。
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2004年12月08日

宿命/東野圭吾

宿命

今月WOWOWでドラマ化されると知り、しかも柏原 崇が出るとのことで、先日家のTV周りの配線をなおしました。実はここ半年くらいWOWOWが録れず、半ば諦めていたのだがこれで録画準備も完璧◎
で、その勢いで買ってしまったのが原作。
TV放映される前に読み終われば良いかな、と暢気に思っていたのだが読んでみたら結構面白くて3日ほどで読み終えてしまいました。
読んでいる間はずっと藤木直人と柏原 崇の顔が浮かんできてた。楽しみにしているだけに正直、フジッキーの演技が心配だったりも…。

高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。掲示と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。

ミステリーはあまり読まないから、宮部みゆきのような試しに読んでがっかりした、みたいな経験を畏れていたのだけれど、サラリとしていて無理もなく運ぶストーリーに引き込まれました。
posted by あや〜ん at 18:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月22日

「夫の彼女」藤堂志津子 読んだ。

夫の彼女

「おれを独身にもどしてくれないかなあ…」夫がつぶやくようにそう言ったのは、結婚後も勤めていた会社を辞めて、一年が経とうとした頃だった。矛盾と気まぐればかりの夫に翻弄される、妻・涼紀。見知らぬ「夫の彼女」に思いをめぐらせ、納得のいかない別居生活が始まったが…

この作家も初めて読んだ。今まで知ることのなかった人だったけどなんとなく面白そうだ&沢山他にも作品があったので、惹かれて購入。
途中まで面白かったけど、残念なことに最後は尻すぼみ。文章は面白かっただけに、作家のやりたいこと全部吐き出して、結論はイイヤ、みたいな感じがした。
そして主人公のダメダメさが私の性に合わなく苛立たしい、くどいよ、って。
posted by あや〜ん at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月19日

「イグナシオ」花村萬月 を読んだ。

イグナシオ

芥川賞を受賞した時に知って前から気になっていた作家。でもなかなか読む機会がなくって。先日、本屋で「よし、買おう」となって裏側のストーリー紹介のを見比べて手に取った『イグナシオ』。

神父や修道士の厳しい監督のもと、社会から完全に隔離した集団生活---修道院とは名ばかりの教護施設で、混血児イグナシオは友人を事故に見せかけ殺害した。修道女・文子は偶然現場を目撃するが、沈黙することをイグナシオと約束する。…

うーん、退屈することなく一気に読めたけど、背景が物足りない感じ。
村上龍の『イン・ザ・ミソスープ』に雰囲気が似てるところがあり、それの狭い版みたいな。でも、そういう文章を書く人なのかは他の花村作品も読んでみないと著者のクセとか分からないから、自分に合わない、とは言い難い。でも「じゃ、次はいつ読むのかな」と。うん、あんまり食い付かなかった。
posted by あや〜ん at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月16日

『落花流水』山本文緒 を読む。

落花流水

久々に本を読みました。山本文緒さんの『落花流水』。
面白くて夢中になり1日で読んでしまいました。

本は大好きなんだけど、引っ越してからはその収納場所が無くなってしまったので、集めている作家の作品以外は極力買うことを止めてました。

山本文緒は好きな作家の一人で、確か2〜3年前に直木賞を受賞した人。
小〜中学生の頃よく読んだコバルト文庫の作家だったらしいけどそれは知らず。
自分が知ったのは4年ほど前の文庫「そして私は一人になった」から。
主人公の年齢がだいたい自分に近い作品を選んで読んでました。

この本は…感想文を書くのもなんなんで文庫の後ろの紹介を引用。

甘ったれでわがままな7歳の少女、手毬。家族に愛され、平穏な日々をおくるはずだったのに……。17歳、かつては姉だった人を母親と呼ぶ二人だけの暮らし。27歳で掴んだ結婚という名の幸せ。その家族を捨て幼なじみと駆け落ちした37歳。そして……。複雑に絡みもつれる家族の絆、愛と憎しみ。運命に流されるひとりの女性の歳月を、半世紀にわたって描く連作長編小説。


勢いづいて花村萬月の『イグナシオ』を既に文庫カバーの中に入れました。ずっと気になっていたこの人の作品。作家の好き嫌いが結構激しいので、初めて読む作家の文章は読む前にちょっと緊張します。
posted by あや〜ん at 22:04| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする